日々の研究と開発によって高い品質と機能性を持った撚糸作りの基盤が整い、1974年（昭和49年）に早川弾性糸総合加工場の商業部門としてオリオン産業株式会社を設立いたしました。

1985年（昭和62年）、前身の工場立ち上げより地域産業に尽力し続けました。

主力商品であった撚糸に「cerrosa（セロサ）」と命名し商標登録を取ったのが、1990年（平成2年）。本社と配送センターを現在の本社へと移転するタイミングだったこともあり、ブドウの産地であるかほく市になぞらえ、コーポレートカラーをワインカラーに制定いたしました。当時は糸自体に商標を取ることが珍しく、繊維業界で話題となりました。

2010年代に入ると、ファストファッションの台頭や、販路が店舗からインターネットへと移行したことをうけ、アパレル業界が大きく変化しました。

そんな時代背景のなか私たちは、創業50年の歴史と経験で培った先見と柔軟な決断力で、これまでのグローバル戦略を見直し、オフショアリング（海外での生産）からニアショアリング（国内ローカルでの生産）へ、時代に合った経営の形へと切り替えました。

また取り扱う商品も、創業当時からの主力商品であるストッキングをはじめとする一般衣料用途に留まらず、生活雑貨やスポーツ用品、さらには医療品まで多岐に拡大しています。

オリオン産業は、変わり続ける時代やマーケットの潮流を乗りこなし、徹底した顧客目線のものづくりをするとともに、新たな付加価値を持つ製品づくりの開発に取り組んでいきます。